Hair Trend News
東京を含む、世界中で行われる800を超えるファッションショーをサポートし、ファッショントレンドに携わっているロレアル プロフェッショナル。ファッション界との強力な結びつきもあり、ロレアル プロフェッショナルサロンがファッションショーのクリエイションサポーターとして入ることができる環境を整えています。

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Yasutoshi Ezumi

HAIR BY KUNIO KOHZAKI(W)with TRUTH

2016/8/30 @CoSTUME NATIONAL LAB

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YASUTOSHI EZUMI

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SHOW INSPIRATION

About Maison Yasutoshi Ezumi
Yasutoshi Ezumi

http://www.yasutoshiezumi.com/index.html

2010年、デザイナー江角泰俊が自身のオリジナルブランド「Yasutoshi Ezumi(ヤストシ エズミ)」をスタート。JFW主催の第3回SHINMAI Creator’s projectに選出され、2011A/Wより東京コレクションにて発表。ブランドコンセプトとして「理/LOGIC」を掲げ、“理由のあるデザイン” “理にかなった服作り”を追求している。

 

「RESTAURO」

今季のインスピレーションになったのは、建築家カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa)の作品、コンセプトである。 彼は装飾的なディテールや技巧、工法を復活させた、職人的、工芸的な建築家として有名だった。 その多くの建築作品の大半が既存の建物の改修であった、「私の建築において、既存の建物が材料の一部になるのだ。」 スカルパは単に古い建物を修復するのではなく、創造的に改修を行った。
その彼の手法、コンセプトをレスタウロ(Restauro)と呼ぶことがあった。 これは単純な修復という意味ではなく、むしろ創造的な改修、再生という意味をもっている歴史的なものの中に現代に使い直せる要素を見出し、新たな価値を持つような改修のことを表す。 既存の服を材料の一部として、新たなものを加え、創造的な改修をするレスタウロされた女性服。

 

HAIR STYLING / KUNIO KOHZAKI

Hair Keyword 「ミニマルでシンプル、だけどよく見たら作りこんでいる幾何学的要素」

幾何学的なラインをヘアでも表現

デザイナーの江角さんからLOOK BOOKはリアリティのあるスタイルに、ショーはショーアップするスタイルにしたいというリクエストがあったのでそこを意識しました。 今回のテーマは、建築家カルロ・スカルパの「レスタウロ」。構築的で幾何学的なラインがあったのでその要素をヘアにも取り入れようと思ったのと、1年前のショーではヘアの主張が強かったので、今回はそこまでしないで、服とのバランスを見てミニマルでシンプルだけど、よく見たらポイントが作りこんでいるということにしようと決めました。 カルロ・スカルパの有名な作品で正方形のタイルが並んでいるというのがあるのですが、それをイメージしヘアの横のラインに正方形を左右から入れました。

質感で構築的に

去年はラインがいろんなところにあるという部分を構築的に作ったのですが、今回は質感で構築的にしてみようとアイデアが浮かんだので、きれいな面とラフにする面を作ったり、艶がある・ない部分をつくるなど、全く違う質感で一つのワンスタイルを構築しました。 後ろのポニーの部分も、全部にワッフルアイロンをいれるよりも構築的な感じをだそうと思ったので、ブロックに分けて中間にワッフルアイロンを入れ一部ストレート部分を残したり、一部毛先をワッフルにその隣の毛先はストレートに、などランダムに入れて質感を調整しました。

Tips(ポイント)

■全体の質感が構築的になるよう徹底的に行うブロー ブローとアイロンで髪をきれいに整えてからゾーンごとに質感を変えるためのベースをつくる。

■幾何学模様を連想させるブロック こめかみからラインをとって左右のサイドに四角いブロックを作って縛る、ブロックを作って縛るを繰り返す。

■ランダムにワッフルをいれて質感調整 シニョンから出る毛先はランダムにワッフルアイロンを入れてヘアにアクセントを。

 

<STEP By Step>

  1. まずはベースづくり。ドライの状態でテクニアート プリをつけてアイロンでまっすぐに。全体をきれいにブローし、サイドラインのパネルを取り、プリをつけてゴムで縛っていく。
  2. トップもプリをつけて縛る。このときサイドラインの印象を強めるためトップはぴたっときれいすぎて硬い印象にならないようにわざと手ぐしで崩す感じに。
  3. バックの下部分にエルネットをたっぷりつけてスーパータイトに縛る。
  4. 縛ったら全体をシニョンでまとめて、モデルの髪の長さに合わせて毛先をだす。
  5. 毛先のポニー部分はビーチウェーブでドライな質感にし、ドライヤーで下から吹かせて散らばるように。顔周りはテクニアートのフィックスマックスでカチッとキープ
 

Main hair director : KUNIO KOHZAKIさん(W)より

http://wtokyo.co.jp/artist/kunio-kohzaki/

ショーは会場によってさまざま。舞台がちょっと上がっていたり、お客様が椅子に座っているという状況があるので、トップにこだわりがあっても、意外とそこは座っていると見えないということが多くあります。
今回は小さい会場でショーの観客が非常に近い位置にいたので、その目線を意識してヘアクリエイションしました。正面からモデルを携えたときとサイドから見たときにちょっと違う印象を感じさせるよう、観客からみる高さや角度にこだわり、横から見たときにどこが一番ポイトになる角度か?ラインが入っていて、シニョンがあって、ポニーが垂れていて、すべて頭のバランスが一番取れている部分を引き出しました。

Support Salon : TRUTH

http://www.truth-style.com/

ヘアショーは何度もやっているのですがファッションショーは初めてすごく楽しかったです。メインが洋服だということもあると思うのですが、私たちがヘアショーでやっているヘアの作り方と全然違っていたのがすごい発見でした。
今回参加してみてファッションショーのバックステージはこういう風に進んでいくんだということがよくわかりました。ヘアもファッションのテーマに合うようデザイン自体が精密に考えられていて、ここまで細かく考えているのかと感じました。KOHZAKIさんは髪の毛1本1本にこだわっている感じがあり、特にフィニッシングのこだわりがすごかったので、サロンワークでも今まで以上にこだわりをもって取り組みたいと思いました。

チームリーダー:内藤 由哉さん

 

 
 

 

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