loreal professionnel

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4人が描く未来予想図

Salon Interview  
サロンインタビュー

GINZA×around 35スペシャルインタビュー

( UNIQUE 2016 SPRING/SUMMER 掲載記事 )

がむしゃらに走り抜けた20代を経たからこそ見える、30代等身大の自分。美容師としてもう一度原点を見つめ直し、銀座でさらなる夢に向かって快進撃を続ける彼らの本音に迫る。

歳の差3歳と全員年齢が近く、まるで親友のような、それでいて尊敬しあう関係の4人。PEEK-A-BOOという美容業界最先端のサロンでさらなる高みを目指す彼らにじっくりと語って頂きました!
(左から)関直樹さん / 森嶋謙介さん / 横井亜紀さん / 高橋学さん

“夢があるから成長できる”

銀座で輝くトップスタイリスト4名が語る!

厳しい練習も一緒だから頑張れる
仲間と過ごしたアシスタント時代

―トップスタイリストとして活躍中の皆さんですが、4人の関係性について教えてください

高橋:僕が最初に配属になった原宿の店舗で、1歳上の先輩が森嶋さん。そこからずっと一緒に異動しています。

森嶋:もはや、同期みたいなものだよね。

横井:私が一番後輩で、3人のいる店舗に配属になりました。

関:僕は横井さんの4つ先輩。4人とも入社当初はバラバラの店舗でしたが、10年前に表参道の店舗(現ANNEX)で一緒になって。その後銀座に出店するタイミングで集まり、今に至るまで4人で切磋琢磨しています。

関直樹さん

高橋:みんな年も近いし、共に悩んで勉強して成長してきた、ライバルでもあり頼れる仲間でもあります。

森嶋:よく終電が無くなる位まで、一緒に一晩中練習していたよね。技術は見て学ぶ時代だから、見よう見まねでとにかく練習あるのみ!

横井:一流の技術を身につけたいと入社したけれど、周りの優秀さに劣等感がすごくて…。いつも前向きなこのメンバーと一緒だったからこそ、くじけず辛い練習も乗り越えることができたんです。

高橋:当時は夢や将来をじっくり考えるというよりも、まずは目の前の課題に必死。最初は同期に負けない、次は先輩と一緒のステージで試験を受ける、その次は先輩より早く受かる、と1つずつクリアしてきました。

関:辛かったけど今思うと、その習慣が活きているんですよね。見て学ぶためには、なぜこうするのかと常に考えて行動してきたから、技術だけじゃなく、接客や外の仕事でも “考える”クセがついた。そうやってみんなステップアップしてきたんだと思います。

横井亜紀さん

サロンワークだけでなく
外とのつながりでさらに大きく成長

―スタイリストデビューされてからはどのように成長を続けてきたのでしょうか

高橋:僕たちの世代はまさにカリスマ美容師が全盛期。川島先生や高澤さんなどが手掛ける業界誌の撮影や大きなヘアショーに携わることで、サロンワーク以外の美容の仕事の楽しさを学べたのもよい経験でした。

関:アシスタントとして行っていた外部講習やヘアショーなどに自分自身が担当として立つ機会をいただけてとても感謝しています。サロンワークとは違う刺激を受けて勉強する。またそれをお客様に還元するという良い流れをこれからも作っていきたいです。

横井:PEEK-A-BOOという環境は、高い技術力が身に付くだけでなく、美容師としての仕事の幅も広がりますよね。

森嶋:そうそう仕事の幅の分、夢も広がるというか。サロンワークでお客様から支持される美容師でいることも大切だし、サロンから離れて日本はもちろん海外でも一個人として仕事を評価される瞬間も緊張感があってまた面白いんです。

高橋:美容師として自分自身の価値を高めるためにも、美容業界だけではなく、もっと他分野にも挑戦していきたいと考えています。その結果、美容業界自体が評価されて、美容師を志す人が増えてくれたら美容師の価値がさらに向上していくのではないでしょうか。

4人が描く未来予想図

60歳? 70歳? 生涯現役を目指し折り返し地点に立つ

―キャリアを積んだ30代を迎え、益々広がる夢についてお聞かせください

  

森嶋:ウチのサロンは年齢を重ねても、現役でカッコいいスタイルを作るディレクターばかり。その姿だけを見るととても遠い存在に感じて諦めてしまう。でも僕と同じ30代では何をやっていたかな、と考えると一歩近づいて頑張れそうな気がするんです。

森嶋謙介さん

横井:私も先輩方の背中を見て勇気をたくさんもらってきました。だから、今度は私が後輩の目標となる生き方をしたいな、と。メイクやウエディングなども勉強して女性が活躍する場を広げることが今の夢です。

関:女性スタイリストが元気なサロンってすごくいいよね。やっぱり先輩が楽しく美容師をやっている姿を見せることが大切。同じことばかりやっているとお客様はもちろん、自分自身も飽きてくる。ブラッシュアップして、60歳になってもカッコいい美容師でいたいですね。

横井:私は「70歳まで働きたいので宜しくお願いします」と社長にアピール中です!

森嶋:僕は60歳で定年して、沖縄でのんびり美容師をやるのが夢。だからそのためにも夢はお金持ちです(笑)。

関:そのままの意味(お金持ち)でとらえるとちょっと語弊があるけれど…(笑)。サロンワークはもちろん、外部の仕事もすべて対人なんですよね。人に喜んでもらえることが、僕たち美容師の幸せにつながっているんじゃないかな。

高橋:みんなの言葉をまとめると、「喜びを与えた分だけ恩恵として対価を頂ける」ということですね。今僕らは銀座で働いていて、銀座という街でPEEK-A-BOOをもっと際立たせていきたいですね。その中でも美容師として銀座のアイコン的な存在の1人になれるように、邁進し続けます!

高橋学さん

peek-a-boo

川島文夫氏がヴィダル・サスーンに師事し、カット技術の礎を築いたのち、1977年表参道に誕生させた「PEEK-A-BOO美容室」。高澤光彦氏や山内政人氏など数多くのトップスタイリストが在籍し、現在は都内を中心に8店舗を構える。

PROFILE

関直樹(並木通り店 トップスタイリスト):1980年10月21日生まれ、東京美容専門学校卒業。落ち着いた物腰とソフトなトークで皆をまとめるリーダー的存在。

横井亜紀(中央通り店 スタイリスト/ヘア&メイクアップ スーパーバイザー):1981年6月5日生まれ、マリールイズ美容専門学校卒業。大学で心理学を専攻という異色の経歴を持つ頼れる姉御肌。

森嶋謙介(中央通り店 トップスタイリスト):1982年9月21日生まれ、山野美容専門学校卒業。一見ひょうひょうとした雰囲気の中、繊細なデザインに定評がある。

高橋学(中央通り店 トップスタイリスト):1983年6月8日生まれ、日本美容専門学校卒業。実はパーマではなく極度のクセ毛で、幼い頃からカットマスター。

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